河野談話検証公表に抗議 元慰安婦が在韓日本大使館訪問

【ソウル聯合ニュース】慰安婦被害者の金福童(キム・ボクドン)さんは25日、日本政府が慰安婦問題で旧日本軍の関与と強制性を認めた「河野談話」の検証結果を公表したことに抗議するため、ソウルの日本大使館を訪れた。

 大使館前では慰安婦問題の解決を求め、1992年から毎週水曜日に集会が開かれており、この日は1132回目だった。金さんは集会が始まる正午より1時間早く到着し、市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺隊協)」関係者と共に大使館に入った。

 挺隊協は大使館側に対し、日本政府を糾弾する声明書と慰安婦問題の解決に向けた提言書を伝達した。大使館訪問は予定をはるかに上回る約45分間行われた。

 挺隊協によると、金さんは「私は14歳の時に(日本へ)連れて行かれ、21歳まで強制的に慰安婦にされ苦痛を強いられた歴史の生き証人」とし、「日本が本当に反省し世界平和を望むなら、慰安婦問題についてありのままの事実を究明し、賠償しなければならない」と訴えた。また、お金のために賠償を求めているわけではないと説明した上で「歴史の正義と平和のために活動しているが、なぜ真実を忘却し、河野談話を毀損(きそん)しようとしているのか」と抗議した。

 これに対し、大使館側は「皆さんの痛みをよく認識しており、申し訳なく思っている。河野談話の検証は談話自体を否定しようとすることではない。報告書のどこにも河野談話を見直すと記されていない」との趣旨の説明をしたという。

 正午から始まった集会には挺隊協関係者やソウル女子大の学生など約120人(警察推計)が参加した。

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