韓国人元慰安婦2人 米政府関係者と極秘面談

【ニューヨーク聯合ニュース】訪米中の韓国人元慰安婦2人が、極秘に米ホワイトハウスや国務省の関係者と相次いで面談していたことが5日、分かった。慰安婦被害者のイ・オクソンさん(87)と姜日出(カン・イルチュル)さん(86)は、米ニューヨーク市近郊のニュージャージー州ユニオンシティー市の広場に設置された旧日本軍の「慰安婦の碑」除幕式に出席するため米国を訪れていた。

 両氏と米政府との面談は、米側の要請により同席者なしで行われおり、その内容に関心が集まる。

 ホワイトハウスと国務省が慰安婦被害者と面談するのは今回が初めて。これをきっかけに米政府の慰安婦関連政策に変化が見られるか注目される。

 両氏の訪米活動の詳細を知る消息筋は同日、聯合ニュースの取材に対し「イさんと姜さんが2日連続で徹底したセキュリティーの下、ホワイトハウスと国務省の関係者に会った」と明らかにした。

 両氏とホワイトハウス関係者の面談は先月29日に、国務省関係者との面談は翌30日にそれぞれ約1時間行われたという。

 ホワイトハウスと国務省は面談に先立ち「同席者なし」を条件にした。通訳は米政府が用意したもようだ。

 両機関とも面談した人物は特に自己紹介をせず、それぞれ2人の発言を記録した。米側は面談自体を外部に公開しないよう求めたもようだ。

 そのため後日、面談の事実を知った韓国側関係者も正確な面談時間や2人と面談した米側の人物の人数、詳細、話の内容などを全く把握していない。

 ただ面談に関与した消息筋は「ホワイトハウスや国務省が慰安婦被害者と面談するのは前例がない」としながら、米政府の慰安婦政策の変化を期待した。

 また、消息筋は2人と面談した人物は両機関で韓国と日本を担当する専門家らであると推定した。

 今回の面談については、日本政府に慰安婦問題の解決を促す内容を盛り込んだ歳出法案を今年1月に米下院が可決させたことと無関係ではないとする分析が出ている。

 歳出法案は2007年7月30日の下院での慰安婦決議案(第121号)通過と関連し、日本政府がこの決議で提起された問題を解決するよう国務長官に働きかけを求める内容を含んでいる。

 同法案を主導した日系のマイク・ホンダ下院議員は最近、「法案が可決されたにもかかわらず、国務省は具体的な後続措置を取っていない」と批判していた。

 そのため国務省は後続措置を講ずるための一環として慰安婦被害者の両氏と面談したと推測される。 

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