「反安倍」の筆頭、石破茂ってどんな人?

「反安倍」の筆頭、石破茂ってどんな人?

 「石破幹事長は絶対に総理になってはならない政治家だ」

 日本の核武装を主張するなど、極右派の論客として知られる田母神俊雄・元航空自衛隊幕僚長が最近、インターネット上に石破茂・自民党幹事長を非難する文章を掲載した。石破氏が安倍晋三首相のように、A級戦犯が合祀(ごうし)された靖国神社に参拝したことがない点を挙げ、首相の資格がない、という論理を掲げたのだ。石破氏はキリスト教徒で、首相の靖国神社参拝に反対している。

 このような「首相資質論」が出てきたのは、石破氏が「ポスト安倍」の筆頭に挙げられているからだ。NHKは24日、石破幹事長が来月新設される「安全保障法制担当相」として入閣してほしいという安倍首相の提案を拒否する方針を固めた、と報じた。来年9月に行われる自民党総裁選挙に出馬する準備を進めるためだ。

 毎日新聞は「石破幹事長の側近たちは、安倍首相が主導する政局運営に不満を持つ議員たちを集めれば、総裁選で勝てると判断している」と報じた。石破氏は2012年の自民党総裁選の際、党員が参加する1回目の投票では安倍首相を抑えたが、派閥に関係なく国会議員だけが投票する決選投票で敗れた。

 石破氏は2008年、あるメディアとのインタビューで「第2次世界大戦は誤った戦争だった」「犠牲者がたとえ数人であろうとも、南京大虐殺(1937年)は虐殺だ」と主張した。一方、李明博(イ・ミョンバク)前大統領が天皇の謝罪を求める発言をしたことについては「天皇に対する礼節に反する発言をしたことは、日本国民に対する礼儀を欠く」として、発言の撤回と謝罪を求めている。また、朝日新聞が旧日本軍の慰安婦強制連行に関するインタビュー記事を「虚偽だった」として取り消した問題については「(慰安婦問題によって)国民が受けた苦痛をどう解消するのか」として、同紙の関係者に対し国会が証人喚問を行うよう提言している。

 石破氏は鳥取県知事などを務めた故・石破二朗氏の長男で、慶應義塾大学を卒業後、国会議員として9回当選した。防衛相を務めた軍事専門家で、軍事的な側面では安倍首相以上に強硬派という評価もある。国防軍の創設や徴兵制度に賛成し、有事の際には自衛隊を北朝鮮に派遣して、拉致被害者を救出すべきだと主張したことがある。海兵隊の創設にも前向きな姿勢だ。

東京=車学峰(チャ・ハクポン)特派員
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