韓国人はグッチ、中国人はMCM、日本人はヴィトン好き

ブランド品の好みに韓中日で差
ロッテ免税店の売上高分析

 韓国、中国、日本のショッピング客は、免税店でどんなブランドを好むのだろうか。

 韓国最大の免税店、ロッテ免税店のブランド別売上高を分析したところ、ハンドバッグでは韓国人はグッチ、中国人は韓国ブランドのMCM、日本人はルイ・ヴィトンを最も好むことが分かった。時計では、韓国人と中国人はカルティエ、日本人はロレックスを最も多く購入した。

 関税庁が22日までに国会企画財政委員会所属の姜錫勲(カン・ソクフン)議員(セヌリ党)に提出したロッテ免税店の1-7月のブランド別売上高集計によると、ハンドバッグの場合、韓国人はグッチを2万2046点、中国人はMCMを12万2722点、日本人はルイ・ヴィトンを9667点、それぞれ購入した。

 時計では、中国人はカルティエの購入が1万6650点で圧倒的に多く、日本人はロレックス(1114点)を最も多く購入した。韓国人はカルティエ(2864点)、タグ・ホイヤー(2429点)の順で多かった。タグ・ホイヤーは中国人(922点)や日本人(193点)の間ではあまり人気がなかった。オメガは中国人(5394点)には人気だったが、韓国人(27点)と日本人(26点)はほとんど購入しなかった。

 また、酒類では韓国人と日本人がウイスキーのバランタインを最も好み、それぞれ12万8962本、3万5596本ずつ購入した。これに対し、中国人はコニャックのヘネシー(7万6231本)を最も多く購入した。

 一方、消費の冷え込みを反映し、ロッテ免税店での韓国人の購入額がここ4年にわたり減少を続けていることが分かった。韓国人客1人当たりの平均売上高は、2011年の747ドル(現在のレートで約8万円、以下同じ)から12年が706ドル(約7万6000円)、昨年が548ドル(約5万9000円)、今年1-7月は441ドル(約4万7000円)と急減した。

孫振碩(ソン・ジンソク)記者
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