「車いすテニスの伝説」国枝が2冠=仁川アジアパラ大会

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 日本の国枝慎吾(30)は車いすテニス男子の世界最強選手だ。

 今年は全米オープンと全豪オープンのシングルスとダブルス、全仏オープンのシングルスで優勝した。車いす部門はダブルスのみのウィンブルドンでも優勝し、テニス選手なら誰もがあこがれる「年間グランドスラム」を達成した。

 パラリンピックでも国枝は他を圧倒している。2004年のアテネ大会ダブルス、08年の北京大会と12年のロンドン大会のシングルスで金メダルを獲得した。アジアパラ大会では02年釜山大会から10年広州大会まで4連続優勝(シングルス2回・ダブルス2回)を達成している。

 今回の仁川アジアパラ大会では2冠を獲得、通算金メダル数を6個に増やした。日本選手団の主将も務める国枝は23日、シングルス決勝で同じ日本代表の真田卓(29)を2-0(6-3、6-1)で破った。前日のダブルス決勝では真田と組み、韓国のイ・ハゴル(41)、オ・サンホ(34)組=以上、大邱市達成郡庁=に2-0(6-0、6-0)で勝っている。国枝は9歳の時に発症した脊髄(せきずい)腫瘍のため障害が残ったが、11歳から車いすテニスを始めた。時速160キロメートルに達する高速サーブが強みだ。

成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者
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