安哲秀氏「先に韓日外相会談開催を」 仙谷由人氏と懇談

【ソウル聯合ニュース】韓国の最大野党、新政治民主連合の安哲秀(アン・チョルス)国会議員と日本の仙谷由人元官房長官は5日、ソウルの国会議員会館で懇談会を行い、冷え込んだ韓日関係について意見を交換した。

 安氏と仙谷氏は、安部政権の「河野談話」検証や旧日本軍の慰安婦問題など歴史問題をめぐる韓日の外交面での緊張関係を診断し解決策を模索したが、知韓派とされる仙谷氏の発言は予想外の水準だった。

 安氏は韓日首脳会談について、朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍首相が行ってきた公式の発言があるため近いうちに開催するのは難しいのではないかとの見方を示した上で、「まずは外相会談を行うのが順序だと思う」と述べた。来年上半期(1~6月)中に韓国外交部長官が日本を訪問し会談することを提案した。

 これに対し仙石氏は、韓国では大統領が怖いため、その下の長官が発言できない状況のようだと指摘。その上で、未来に向けた両国関係のためにどうするべきか外相同士でも対話をするべきだが、大統領がその権限を外交部長官に与えるか疑問だとの考えを示した。

 安氏は「大統領と長官は役割が違うと考えている」とした上で、「どちらかでするのが難しい状況ならば、別のチャンネルを通じて問題解決を図るべきで、もし同じ行動、考え、役割をするのならばそれは軍隊組織であり、政府組織ではないと考える」と指摘した。

 両氏は2012年5月を最後に2年以上開催されていない韓中日首脳会談について、来年は必ず開催し、関係改善の契機を用意すべきとの見解で一致した。

 懇談会を終えた安氏は記者団に対し、「韓日関係で関心を持って見ていることの一つが1998年当時に行われた金大中(キム・デジュン)大統領と自民党の首相(小渕恵三氏)の韓日パートナーシップ宣言」とした上で、「最低限、その程度のラインの関係を回復するための努力をしなければならないのではないか。また、それが両国の未来と北東アジアの安定のために望ましいのではないか」との考えを示した。

 同宣言が発表された際、小渕氏は過去の一時期韓国国民に対し、植民地支配により多大の損害と苦痛を与えたとして謝罪の意を表明した。

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