クリミア訪問の鳩山元首相が「美人検事」の虜に!?

日本政府の反対を無視、ロシアが併合したクリミアを訪問
クリミアの30代女性検事総長も同行

クリミア訪問の鳩山元首相が「美人検事」の虜に!?

 時事通信など日本メディアが報じたところによると、鳩山由紀夫元首相が日本政府の反対にもかかわらず、ロシアのビザでウクライナ南部クリミア半島を訪問し、物議を醸している。日本政府はロシアが一方的にクリミア半島を編入したことについて、国際法違反との見解を示している。

 鳩山元首相はロシア政府の関係者らと共に、今月10日から3日間の日程で、セバストポリなどクリミア半島の主要な軍事施設を視察し、ロシアの国営放送とのインタビューで「クリミアの住民たちがロシアに帰属することを願っていることを日本は知らない」と発言した。

 さらに鳩山氏は、日本とクリミアの友好協会を設立することで合意し、友好協会の共同代表には「美ぼうに感服した」というクリミア共和国のナタリア・ポクロンスカヤ検事総長(34)を強く推薦し任命した。

 「美人検事」として世界的に話題になったポクロンスカヤ氏は、鳩山氏から「会いたい」との要請を受け、今回の訪問にも同行した。ポクロンスカヤ氏はクリミア半島の中心都市シンフェロポリで環境問題やマフィアを担当する検事だ。昨年3月にロシアがクリミア半島を編入した後、ロシアが設置したクリミア共和国の初代検事総長に任命された。一方、ウクライナ政府はポクロンスカヤ氏を国家反逆容疑で指名手配している。日本政府も昨年8月から、欧州連合(EU)と共にポクロンスカヤ氏の資産を凍結している。

 日本政府は、鳩山氏の今回の行動に対し非難する声明を発表した。菅義偉官房長官は11日の記者会見で、鳩山氏のクリミア半島訪問について「(ロシアによる)クリミアの併合は決して認められないという日本政府の立場に著しく反する行動であり、総理大臣まで経験した政治家としてあまりにも軽率な行動を取ったことを強く非難する」と述べた。

 鳩山氏が首相時代に所属していた民主党もまた、とばっちりを受けるのではないかと警戒している。枝野幸男幹事長は「(鳩山氏は)離党してから2年近くたっており、彼の言動に民主党としては一切関知するものではない」と語った。

東京=ヤン・ジヘ特派員
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