韓国人に聞く「光復70年、韓国歴代最高の大統領は?」

光復70周年記念世論調査
韓国国民の8割「セマウル運動の国際化を推進すべき」

 韓国国民の4割が、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領を「韓国を最もよく率いた大統領」と評価していることが分かった。

 世論調査専門機関の韓国ギャラップが、光復(日本の植民地支配からの解放)70周年に合わせて歴代8人の大統領(ユン・ボソン、崔圭夏〈チェ・ギュハ〉元大統領を除く)の評価を調査した結果、回答者の44%が「韓国を最もよく率いた大統領」に朴・元大統領を挙げた。韓国ギャラップが7日に結果を明らかにした。朴正煕・元大統領に続いては、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領(24%)、金大中(キム・デジュン)元大統領(14%)の順となった。初代大統領の李承晩(イ・スンマン)元大統領(3%)をはじめ、全斗煥(チョン・ドゥファン)・盧泰愚(ノ・テウ)・金泳三(キム・ヨンサム)・李明博(イ・ミョンバク)元大統領を挙げた回答者はそれぞれ1%前後だった。

 一方、嶺南大学の崔外出(チェ・ウェチュル)教授がグローバルリサーチに依頼して実施した「光復70周年記念 セマウル運動(農村改革運動)に対する国民意識調査」では、セマウル運動の国際化推進に賛成する回答者が81%(大いに賛成22.6%、賛成58.4%)に上った。反対意見が12.5%(大いに反対2.8%、反対9.7%)だったのに比べ、極めて高かった。セマウル運動の問題点(複数回答)については「不正腐敗への関与」(31.0%)、「地域の不均衡発展」(29.2%)、「非自発的な政府主導」(25.5%)などの順となった。

 「セマウル運動が韓国の成長と発展に寄与したと思うか」という質問に対しては「非常に寄与」が64.6%、「多少は寄与」が31.6%で、全体の96.2%が前向きに評価した。「非常に否定的」(1.2%)と「否定的」(1.1%)という回答は合わせて2.3%だった。地域やイデオロギーを問わず、韓国国民の大部分が「セマウル運動」そのものについては前向きの評価を下しているわけだ。

 今回の調査は、7月24日から25日にかけて韓国各地の19歳以上の成人1000人を対象に、携帯電話および有線電話に対するRDD(無作為に発生させた番号に電話をかける方法)で行われた。標本誤差は、95%の信頼水準でプラス・マイナス3.1ポイント。

趙儀俊(チョ・ウィジュン)記者
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