「少女像移転が前提」との報道を「ねつ造」と批判=韓国当局者

【ソウル聯合ニュース】韓国政府当局者は30日、旧日本軍の慰安婦問題をめぐり、韓国が設立する財団に日本が10億円を拠出する前にソウルの日本大使館前に設置されている少女像を撤去することに韓国が前向きな反応を示したとの日本メディアの報道について、「完全なねつ造」と強く批判した。

 少女像は慰安婦被害者を象徴するもので、2011年に設置され、日本側が撤去を求めてきた。

 同当局者は「会談や交渉で日本側がそうした主張をしたこともない」として、「話にならないとんでもない話」だと指摘した。その上で、「少女像(撤去)問題と10億円を拠出する問題を結びつけることがディール(取引)になると思うか」と反問した。

 韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は28日、岸田文雄外相との会談後の共同記者会見で、少女像問題について、「日本政府が在韓日本大使館前の少女像に関し、空間の安寧、威厳の維持といった観点から懸念していることを認知し、可能な対応方向について関連団体との協議を行うなどし、適切に解決されるよう努力する」と述べた。

 韓国政府は少女像問題をめぐり、日本メディアからこうした報道が相次いでいることについて、日本内の保守勢力や右翼団体などの反発を意識したものと認識しているとされる。

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