体重70キロ台の元韓国プロ野球選手、106キロまで増やし兵役逃れ

意図的な体重増加で兵役逃れ、有罪判決

体重70キロ台の元韓国プロ野球選手、106キロまで増やし兵役逃れ

 体重を意図的に106キロまで増やし、徴兵検査で4級(社会服務要員〈旧・公益勤務要員〉=兵役の代わりに公的機関で働く)の判定を受けたとして、兵役法違反罪で起訴された元プロ野球選手K被告(26)に対し、ソウル南部地裁刑事3部(キム・チュンホ裁判官)は24日、懲役6月、執行猶予1年を言い渡した。

 地裁によると、身長171センチのK被告は、大学野球で活躍していたころには70キロ台の体重を維持していた。だが2011年、プロ野球チームに入団した後、肩の故障で放出されてからは、急激に体重が増加し、1年後には100キロ前後までになった。

 K被告は大学時代の2009年、初めて徴兵検査を受けた際、現役兵としての入営対象と判定され、入営を延期した後、肩の手術を理由に徴兵検査を再び申請した。2014年6月の再検査では、肩の問題ではなく体重過多(105キロ)により、4級判定の対象となった。

 だが兵務庁は「故意に体重を増やした疑いがある」として判定を保留した。その後4カ月間、K被告は2回にわたって再測定を受けたが、体重は106キロに増え、結局4級の判定を受けた。

 キム裁判官は判決理由について「K被告は一般的な食事量を維持していれば、十分に体重を落とすことが可能だった。その上、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で『(徴兵検査で)4級の判定を受けるため体重を増やしている』と数回書き込んでいたことも分かった」と説明した。

イ・テドン記者 , キム・サンユン記者
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