「アジアの女は英語さえ使えば思いのまま」ソウルに米国人ナンパ師出現

米国人男性デービッド・ボンド、アジア人女性とのデート場面をYouTubeにアップ
性的関係を持つ場面も金を取って公開

「アジアの女は英語さえ使えば思いのまま」ソウルに米国人ナンパ師出現

 今年2月初め、インターネットの動画共有サイト「YouTube」に「弘大前で夜の生活を楽しむ」というタイトルの動画がアップされた。デービッド・ボンド(本名デービッド・キャンベル)という米国人男性がアップしたこの動画には、ソウルの弘大前にあるクラブで出会った韓国人女性と抱き合い、一緒に酒を飲む場面が収録されている。また、道を歩く韓国人女性の胸を大アップにするシーンもある。この動画には「あの女、いくらだ」「タダじゃないか」などと、女性を蔑むコメントが数百件も寄せられた。

 ボンドは昨年9月「会社を辞めて世界の旅を始めた男」と自己紹介し、東京や大阪などで日本人女性とデートする様子を収録した動画をYouTubeにアップした。これらの動画は数万件のアクセス数を記録し、ランキングも次第に上昇した。日本人女性と性的関係を持つ場面を隠し撮りし、これを有料ポルノサイトにアップして金稼ぎの手段にしてもいる。このサイトには「卑わいな動画を見るには、97ドル(約1万600円)を払うように」というメッセージが書かれている。

 この米国人男性の存在が知られるようになり、韓国にも緊張が走った。ネイバーブログやカカオトーク(スマートフォン向け無料チャット・通話アプリ)、フェイスブックなどには、ボンドの写真とともに「この男に気を付けろ」という書き込みが相次いでいる。ボンドは香港や台湾などでも「注意報」が流れている。台湾のケーブルテレビ局・東森テレビは昨年「香港や日本の女性たちをもてあそんだ男が、西門町(台北市中心部の繁華街)に現れた」と報じた。

 ボンドは昨年6月、韓国の制服姿の女子生徒とベッドの上でいかがわしい行為をする様子を収録した動画をネット上にアップし、韓国で論議を呼んだこともある。当時、この女子生徒は「友人の家で、ほかの友人たちや、弘大前で会った外国人と一緒に遊んだ。鼻が高いのに好奇心を持ち、触っていただけだ」と釈明するコメントを寄せた。

 これまでにボンドが撮影した約80件の動画には、100人を超えるアジア人女性が登場する。ボンドは「アジアの女たちは英語さえ話せば、あとは思いのままだ」と発言してもいる。ソウル麻浦警察署の関係者は「ボンドが弘大前に出没したという話があり、注視しているが、通報がある前にこの男性を処罰する法的根拠が十分ではない」と話している。

イ・スルビ記者
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