韓中日テーマパーク三国志、韓国はどう対抗すべきか

中国は来月開業・日本は「5400億円追加投入」、韓国はやっと着工

■韓国は10年間ストップしていた計画が最近やっと再稼働

 一方、韓国は10年以上前から話が出ていたテーマパーク事業が地価や投資家誘致などの問題で遅々として進まないまま宙に浮いていた。今月20日に着工した「Kカルチャーバレー」は06年から中堅建設会社によって進められていた事業だったが、資金調達が難航して事業が一度、白紙化された。現在、京畿道華城で推進されている「ユニバーサル・スタジオ・コリア」も07年にロッテグループが推進に着手したが、12年に地価の問題で事業が中断され、昨年末から再び推進が始まった。専門家は「外国ではテーマパークを観光インフラと見なし、政府がさまざまな支援をしているが、韓国では『特恵事業』と見なして支援するどころか規制をかけたため、事業がいつも失敗に終わっていた」と分析する。

■「差別化されたコンテンツが必要」

 専門家らは、差別化されたグローバルなテーマパークの必要性を強調している。ブランドや規模、運営ノウハウでリードしている中国や日本のグローバル・テーマパークに対抗するには、「韓国ならではの中核コンテンツ」が必要だということだ。その代表例が韓流コンテンツだ。漢陽大学観光学部のイ・フン教授は「外国人の間で『そこに行けば素晴らしい韓流文化が体験できる』とうわさになるようなテーマパークを作るべきだ」と言った。

 また、チョン・ヨンロク教授は「従来のテーマパークとは何か違うものを取り入れて特化しなければ、テーマパーク間の競争で生き残れない。韓流も永久に続くとは限らない。継続的なコンテンツ開発が必要であることも忘れてはならない」と語った。

金城敏(キム・ソンミン)記者
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