「サムスン令嬢との結婚生活がつらくて自殺図った」 

李富真ホテル新羅社長と離婚訴訟中の任佑宰氏

「サムスン令嬢との結婚生活がつらくて自殺図った」 

 李健熙(イ・ゴンヒ)サムスン電子会長の長女の李富真(イ・ブジン)ホテル新羅社長(45)と離婚訴訟中の任佑宰(イム・ウジェ)サムスン電機顧問(47)が14日、ソウル・江南の飲食店で『月刊朝鮮』のインタビューに応じ、結婚生活での苦労などを語った。任氏と李氏の離婚訴訟では、2人に離婚を命じるとともに、息子に対する親権と養育権を李氏が持つとする一審判決が1月に出た。任氏は翌月に控訴した。

 任氏は、自身の経歴などに関する歪曲(わいきょく)を正したいと語った。自身がサムスングループに入社した当時について「サムスン物産の電算室に入社したというのはサムスン側の作り話。李健熙会長のボディガードとして会社生活を始めた」と打ち明けた。また「私が李富真社長と交際していることを後になって知り、李健熙会長が衝撃を受けたという報道は間違っている。お義父さんの許しを得て交際を始めた」とも語った。

 李氏との結婚のいきさつについては「もともとは結婚せず、時が来たら身を引くつもりだったが、妹(李叙顕〈イ・ソヒョン〉氏)が結婚を急いだため、李健熙会長が『姉(李富真氏)が先に結婚しなければだめだ』と言い、結婚に至った」と明かした。

 「財閥オーナー家の婿」として味わった苦労も吐露した。「サムスン会長の長女の婿として米国のMIT(マサチューセッツ工科大学)経営大学院に留学したときがとても大変で、極度のストレスを受けた。結婚生活がとてもつらくて、睡眠薬を飲んで自殺しようとしたことが2回あるが、直前に妻が気づいた」と打ち明けた。

 離婚訴訟をしている理由は「何度も酒を飲みすぎて妻を殴ったせいで妻が離婚を決心したという主張を、到底受け入れられなかったため」だという。夫婦の自宅には18人が勤めていたが「誰も私が酒を飲んで乱暴を働いた姿を見ていない」と説明した。

 月刊朝鮮の取材によると、李氏は「自宅に人を招いたときに任氏が酔って乱暴し、妊娠中だった自分に暴力を振るった」と主張したとされる。だが、任氏は「私が家庭で暴力を振るったという証拠はない。話にならない主張を聞いて、がまんできなかった」と語った。

 任氏は、サムスンの役員から「昔、ふ馬(貴人の娘婿)は下手をすれば山の中で暮らした」などと侮辱されて腹が立ったこともあると語った。義兄の李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長に「お兄さんが出て行けというならそうするが、こんな風に侮辱するのはやめてほしい」というメールを送り、助けを求めたという。李在鎔氏はこれに対し「初心に戻って考えれば解決する」と答えたとのことだ。

 任氏はまた、小学3年生になる息子から、父親として認めてもらえなかったとも主張した。「李健熙会長の孫のため、(私には)息子が難しかった」と語った。

イ・ジョンヒョン月刊朝鮮記者 , チェ・ウソク月刊朝鮮記者
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