現代商船、海運同盟「2M」加入に暗雲説

 現代商船が世界最大規模の海運同盟である「2M」への加入に失敗したという海外メディアの報道が相次いでいる。米ウォール・ストリート・タイムズ(WSJ)は1日、「2Mが荷主の反発を受け、現代商船の加入を受け入れなかった」と報じた。これに先立ち、米海運専門誌ジャーナル・オブ・コマース(JOC)も11月20日、「現代商船が2Mに加入するのではなく、一部路線で貨物の積載空間(スロット)を共有する方式で限定的に協力することになる」と述べた。韓国政府と現代商船は「2M加入は不発となったわけではなく、依然として大詰めの交渉を進めている」と報道を否定した。

 2Mは世界1、2位の海運会社であるデンマークのマースクとスイスのMSCが主導する海運同盟で、全世界のコンテナ海運市場の約30%を占める。海運会社は単独では世界に数百本ある全ての路線に船舶を投入せきないため、自社が運航しない路線では同じ海運同盟に所属する海運会社の船舶を利用する。このため、海運同盟に加入できなければ、海運会社の国際営業が事実上できなくなる。

 当初2MSCはアジア―米州路線の競争力強化に向け、現代商船を同盟に迎える方針だった。しかし、同路線が強みだった韓進海運が法定管理(会社更生法適用に相当)に入ると、2Mは現代商船の加入がなくても競争力を確保できると判断したとの見方がある。

 現代商船の2M加入が不可能になったとの説が広がったことを受け、韓国金融委員会の任鍾竜(イム・ジョンリョン)委員長は1日の定例記者懇談会で、「現代商船の2M加入交渉はまだ続いており、10日前後にまとまる見通しだ」と説明した。韓国海洋水産部(省に相当)関係者は「路線運営方式、スロット共有などについて、双方が交渉している。海外メディアは交渉の大詰め段階で現代商船に揺さぶりをかける狙いもあるようだ」と述べた。現代商船は来週、交渉団を欧州に派遣し、最終交渉を行う予定だ。

李性勲(イ・ソンフン)記者
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