自殺未遂の朴政権元高官を逮捕、釜山の開発事業で収賄容疑

自殺未遂の朴政権元高官を逮捕、釜山の開発事業で収賄容疑

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権で青瓦台(大統領府)政務首席秘書官を務めた玄伎煥(ヒョン・ギファン)氏(57)が、南東部・釜山の巨大複合施設「海雲台観光リゾート」(通称LCT)建設事業をめぐり便宜を図る見返りに数億ウォン(数千万円)の賄賂(わいろ)を受け取ったとして、1日に逮捕された。玄容疑者は逮捕状に記載された容疑のほか、LCTのデベロッパーであるチョンアン建設のオーナー、イ・ヨンボク会長(66)=横領などの罪で起訴=から数十億ウォン(数億円)の賄賂を受け取った疑いもあるという。

 釜山地検特別捜査本部はこの日、イ・ヨンボク被告らから4億-5億ウォン(約4000万-5000万円)を受け取ったとして玄容疑者を逮捕。逮捕の是非を判断する裁判所の審査は2日に予定されていたが、玄容疑者が11月30日午後、検察が逮捕状を請求する直前に自殺を図ったことを受けて1日前倒しされた。釜山地検の関係者は「自殺を図るなど心理的に不安定な状態だったため、身辺を保護する必要があると判断し、医師との相談の上で審査日時を早めるよう裁判所に要請した」と伝えた。玄容疑者は釜山拘置所に収監された。

 逮捕状によると、国会議員(2008-12年)と青瓦台政務首席秘書官(15年7月-16年6月)を務めた玄容疑者は、イ被告から2億ウォン(約2000万円)ほどの賄賂と接待を提供され、ポスコ建設のLCT施工会社選定、LCTに対する1兆7800億ウォン(約1740億円)の事業融資(プロジェクトファイナンス)、許認可などで影響力を行使した疑いが持たれている。

 検察は裁判所の令状審査で、玄容疑者が追跡の難しい数十億ウォンの古い小切手をイ被告から受け取ったとの捜査結果を追加で提示したという。玄容疑者はこの複数枚の小切手を保管し、しばらく前に裏書なしで使用したことで検察の口座追跡に引っかかったとされる。

 玄容疑者は11月30日午後、泊まっていた釜山市内のホテルの浴室で左手首をカッターナイフで切り、自殺を図った。搬送先の病院で2時間ほどじん帯を縫合する手術を受けた。1日午前10時半ごろ、車いすに乗り点滴の針を刺した状態で医療関係者とともに釜山地裁に到着し、令状審査を受けた。

釜山=権慶勲(クォン・ギョンフン)記者
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