中東駐在の韓国大使が大使館職員にセクハラで懲戒処分

チリの韓国大使館に勤務する参事官が現地の未成年者にわいせつ行為をした疑いで呼び戻されたのに続き、中東に駐在する韓国の大使が大使館職員にセクハラ行為をしたとして懲戒処分を受けたことが22日、分かった。

 外交部(省に相当)の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官はこの日、国会外交統一委員会の会議で、中東駐在の大使が最近セクハラで懲戒を受けたかと野党議員から尋ねられ、「そういう措置を取ったことがある」と答えた。同部は今月初め、この大使に比較的軽い減給の懲戒処分を下したとされる。尹長官は外交官によるセクハラが相次いだことに対し、「顔を上げて歩けないほど恐縮だ。これまで以上に断固として、速やかに対処している」と述べた。

 チリの韓国大使館で広報外交を担当するA参事官は今年9月以降、現地の14歳ほどの少女に韓国語を教え、その際にわいせつ行為をしたとして韓国に呼び戻された。外交部当局者によると、海外駐在の韓国外交官が性的不祥事で懲戒処分を受けるケースは、ここ5年間に年平均2件起きているという。

金真明(キム・ジンミョン)記者
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