日本との軍事協定締結を記載 批判世論は言及せず=韓国国防白書

【ソウル聯合ニュース】韓国の国防部は11日、2016年版国防白書を発刊した。日本との国防交流協力に関する記述は前回の14年版白書とほぼ変わらなかった。

 白書では昨年の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)締結など日本との安全保障協力について記載した上で、「一部の日本の政治指導者の退行的な歴史認識や独島への不当な領有権主張などは両国関係が未来志向に進むことに障害要素となっている」と指摘した。

 また、「独島に対する日本の不当な主張については断固として厳重に対処する一方、北の核・ミサイル脅威など主な安保懸案については朝鮮半島や北東アジアの平和と安定のため、持続的に協力していく」とした。

 GSOMIA締結に関し、特別付録として推進経過や主な内容、期待効果、今後の計画などは詳しく紹介したが、世論の支持を得られなかったことなどは記載しなかった。

 一方、中国との国防協力については過去より消極的に記述された。

 白書は「両国は成熟した戦略的協力パートナー関係に応えるよう国防交流協力を持続し、朝鮮半島と北東アジアの平和と安定に寄与するよう努力しなければならない」とした。前回は「国防交流協力を持続的に拡大するよう」としていた。中国が強く反発している米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍への配備をめぐる対立が影響したとみられる。

 両国の国防交流は過去よりは発展したが、韓国と米国がTHAAD配備を公式発表した昨年7月以降は交流が事実上、中断している。

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