韓米外相が電話会談 韓日問題に米国が仲裁

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部が12日、尹炳世(ユン・ビョンセ)長官とケリー米国務長官が前日夜に電話で会談したことを明らかにした。昨年末に韓国・釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が設置された問題で韓日関係の悪化が懸念される中、事態の早期収拾に向け米国が仲裁に乗り出したと受け止められている。

 外交部によると、電話会談は米国側の要請で約15分間行われた。

 ケリー氏は韓国政府が慰安婦問題をめぐる2015年末の韓日合意をこれまで誠実に履行し、最近韓日間に生じた「難しい状況」にも節度ある対応をしていると評価した。この1年間で韓日関係の改善が進んだとし、最近両国間に懸案はあるものの両国関係が未来志向的に発展し、韓米日の協力が持続することを期待すると述べた。また、米国は今後も韓日関係の改善と韓米日協力の増進に向け必要な役割を果たしていくとした。

 尹氏は「状況の悪化をもたらす言動を自制するように」という黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相の発言の趣旨などを説明した上で、韓日合意の趣旨と精神を尊重することが重要との姿勢をあらためて示した。韓国政府としては今後も韓日関係の未来志向的な発展に向け努力していくと述べた。

 両氏はこのほか、北朝鮮と北朝鮮核問題の状況、北東アジア情勢などについても意見を交わした。北朝鮮に対する強力な制裁と圧力を続け、堅固な韓米連合防衛態勢を維持して北朝鮮に非核化を選択させるよう、韓米の協力が必要だと強調した。韓米同盟は米新政権発足後も持続的に発展すべきとの認識でも一致したという。

 外交部は、米国は新政権発足を控えており、これが両外相による最後の電話になるだろうと伝えた。

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