サムスン、シャープに563億円の損害賠償請求

 サムスン電子が日本のシャープの大型テレビ用液晶表示装置(LCD)供給停止に対して4億9200万ドル(約563億円)の損害賠償請求を起こした。

 これは、電子業界関係者が20日、「サムスン電子はシャープなど日本の3社を相手取り昨年12月22日、米ニューヨーク国際商工会議所(ICC)に仲裁を申し立てた」と語って分かったものだ。サムスン電子が請求した損害賠償請求額は4億9200万ドルだという。

 サムスン電子は昨年9月、シャープから2017年テレビ用LCDパネルの供給を受ける契約を結んだ。ところが、シャープ側は昨年11月、サムスン側にパネル供給を中止すると一方的に通告してきた。当初の契約台数は600万台で、サムスン電子が1年間に生産する量の10%前後に達する。サムスン電子は現在の不足量をLGディスプレーなどから供給してもらう方向で推進している。

チョ・ジェヒ記者
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