安重根まねて指から流血、デモ参加の50代男性が病院搬送

「三一節なので安重根義士のようにやりたかった」

 3月1日にソウル市内で行われた朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の弾劾に反対する集会で、指を切って血を流したまま参加した50代の男性が病院に搬送される騒ぎがあった。男性は「三一節(独立運動記念日、3月1日)なので、(独立運動家の)安重根(アン・ジュングン)義士と同じようにやりたかった」と話しているという。

警察は1日午後2時30分ごろ、ソウル・世宗路で行われた大統領の弾劾反対集会のステージ裏で、男性が指から血を流しているのを見つけ、病院に搬送したと発表した。

 男性は左手の小指から大量に血を流していたが、指は切断されていなかった。男性は胸に太極旗(韓国の国旗)のバッジを付け、腕に星条旗のついた迷彩柄の上着を着ていた。

 男性は警察の調べに対し「家で、左の小指をおのでたたき付け、包帯を巻いて集会に参加した」と話しているという。

ハン・サンヒョク記者
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