【社説】北がICBM発射予告、中国は米国のせい・韓国は内紛ばかり

 米国と中国は4月10日前後に米国で首脳会談を行うとみられる。しかし北朝鮮の核問題でここまでその考え方に違いがあるようでは、たとえ首脳会談が行われたとしても、両国が何らかの解決策を見いだすのは難しいだろう。北朝鮮のねらいもまさにこの点にあり、この隙を利用して北朝鮮がまた新たな挑発に乗り出すのは間違いない。具体的にはICBMの発射や6回目の核実験をほぼ同時にやる恐れもあるはずだ。これに対して米国はこれ以上忍耐を続けることはできないと予測されるため、韓半島情勢はまさに一触即発の事態に陥る恐れがあるのだ。

 ティラーソン氏は18日、米国メディアとのインタビューで、韓国と日本の核武装と関連して「われわれの目標は非核化された韓半島だ」と明言したものの「未来については予測できない。相互の抑止のためそれ(韓日両国の核武装)を検討すべきとなる状況になるかもしれない。この点をこの地域の全ての国がしっかりと理解することが重要だ」などと述べた。このインタビューを通じ、米国によって近く予想される対応としてまず韓半島における戦略核の再配備があり、また将来的には韓国と日本の核武装も避けられないとの考えをティラーソン氏は示したとみられるが、インタビューは同時にこれらの事実を中国にも警告する形になったはずだ。そう考えれば現在、韓半島と東アジアはまさに歴史的転換点にあるとも言えるだろう。

 ティラーソン氏はこのインタビューで日本について「最も重要な同盟国」と語り、韓国については「1つの重要なパートナー」と表現した。ティラーソン氏の言葉に細かく反応する必要はもちろんない。しかし過去において米国の国務長官が韓国をこのように表現したこともなかった。ただでさえ近く政権を握るとみられる共に民主党は米国よりも中国寄りの考え方を鮮明にしている。そのためわれわれの運命がかかった瞬間が近づいているにもかかわらず、その基盤となる韓米同盟は将来的に不確実なものとなってしまった。しかも韓国国内は政治的に分裂し相手に対する攻撃にしか関心がない。まさに憂うべき状況だ。

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