韓米 東南アジアで対北圧力外交協力へ=外相会談で一致

【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は先ごろの外相会談で、東南アジアの国に対して北朝鮮に圧力をかけるための外交を共に展開することで一致した。外交消息筋が20日、明らかした。

 同消息筋によると、ティラーソン米国務長官はソウルで行われた尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官との17日の会談で東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国と、対北朝鮮圧力外交で協力を強化する意向を明らかにした。 

 これに対して尹長官が先ごろシンガポールとスリランカを訪問したことや、今後ベトナムを訪問する計画があることを伝えると、ティラーソン氏は「東南アジアの国を相手にした外交で韓米間がよく協調していこう」と話したという。

 韓国と米国は多国間会議や2国間会談の機会を活用し、マレーシアで先月発生した北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で猛毒の神経剤「VX」が使用されたことを強調し、ASEAN加盟国を対象に北朝鮮との外交関係を見直すよう求めていくものとみられる。

 また両国は北朝鮮が自国内のマレーシア人を事実上「人質」とした事実を非人道的な行為として非難し、外貨獲得のために北朝鮮が東南アジア各国に送り出した労働者を送還するよう求めるものとみられる。

 夏にフィリピンで開催されるASEAN地域フォーラム(ARF)の共同声明などで、韓米の協力の結果が反映されるのか注目される。

 北朝鮮はARFに参加しており、ASEANはこの場を使い、韓国と北朝鮮の間でバランスを取ってきた。特に正男氏が殺害されたマレーシアのほか、インドネシア、カンボジア、ミャンマーなどは北朝鮮と非友好的な西側諸国と異なり、故金日成(キム・イルソン)主席の時代から続く関係を重視してきた。

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