泥酔客が放置され死亡、ソウルのカラオケ店員逮捕

 泥酔した来店客を十分に保護せず、道端に放置して死亡させたとして、カラオケ店店員、B容疑者(26)がこのほど逮捕された。

 ソウル市永登浦区のカラオケ店に勤務するB容疑者は3月23日午前6時50分ごろ、店の閉店後に店内を整理中、室内に倒れている客のLさん(32)を発見した。起こそうと試みたが、泥酔していて全く起きなかったため、他の店員2人と共にLさんを店外に運び出し、道端に放置した。店員らは当時、天候が寒くなかったため、凍死する心配はないと判断した。

 Lさんは午前7時20分ごろ、通行人に発見され、通報を受けて出動した警察が心肺蘇生術を施し、病院に搬送したが、翌日死亡した。死因は飲み過ぎによる無呼吸症と判明した。

 警察は「カラオケ店店員のB容疑者には、来店客を保護する『契約上の補助義務』がある」とし、B容疑者が警察に通報せずにLさんを放置したため、遺棄致死容疑が適用されると説明した。B容疑者と共にLさんを道端まで運んだ店員2人も書類送検された。

キム・ヒョンレ記者
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