韓国大統領選:サッカー元韓国代表の李天秀、文在寅支持者から非難殺到

韓国大統領選:サッカー元韓国代表の李天秀、文在寅支持者から非難殺到

 韓国大統領選(5月9日投開票)の進歩系最大野党「共に民主党」文在寅(ムン・ジェイン)候補側は、期日前投票が開始された4日、インターネットを中心に「TWO票キャンペーン」を開始した。

 このキャンペーンは、周囲の人々に期日前投票を促すため、投票時に撮影した写真をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に掲載した後、家族や友人・知人など2人を指名、指名された人々も期日前投票後の写真を掲載するというものだ。TWO票は韓国語で「投票」と同じ発音だ。文在寅候補側は「かつて流行した『アイス・バケツ・チャレンジ』のやり方にならって期日前投票率をできるだけ促す戦略だ」と語った。

 ところが、「TWO票」という単語は候補者番号2番の洪準杓(ホン・ジュンピョ)自由韓国党候補を連想させるという指摘もある。事実、このキャンペーンに参加した元韓国代表のサッカー選手・李天秀(イ・チョンス)さんは写真共有SNS「インスタグラム」に「李天秀の期日前投票約束。TWO票の責任を持とう」と書かれた紙を持っている写真を掲載したが、「洪準杓候補を支持した積弊サッカー選手」と文在寅候補支持者から非難のコメントが寄せられて頭を痛めている。

 しかし、李天秀さんは、宋栄吉(ソン・ヨンギル)共に民主党選挙対策委員会総括本部長が2日、フェイスブックに「TWO票キャンペーン」を予告した際、女優イ・シヨンさんと自身にキャンペーン参加を求めてきたため、写真を掲載していたことが分かった。共に民主党関係者は「2人ずつ支持者を確保しようというTWO票と名づけたが、候補者番号2番のTWOと誤解される可能性もありそうだ」と語った。

イ・ミンソク記者
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