北の新型ミサイル、なぜ韓米朝で名称が異なるのか

北の新型ミサイル、なぜ韓米朝で名称が異なるのか

 北朝鮮の国営メディアは、14日に平安北道亀城から発射された新型の中距離弾道ミサイル(IRBM)の名前を「火星12型」と報じた。一方、フォックスニュースなど米国メディアは、同じミサイルを「KN17」と呼んでいる。韓国軍の合同参謀本部(合参)は「まだこのミサイルをどう呼ぶか決まっていない。現時点では、新型IRBMと呼んでいる」とコメントした。

 同じミサイルをめぐって韓国・北朝鮮・米国の表現がそれぞれ違うのは、北朝鮮が名前を公開する前に識別されたミサイルに対し、韓米がそれぞれの方式で名前を付けているからだ。韓国は主に、北朝鮮のミサイルが識別された地域名を付ける。例えばノドン・ミサイルは、1990年5月に咸鏡南道咸州郡の蘆洞(ノドン)里で初めて識別されたことから、ノドンと呼ばれている。ムスダン・ミサイルも同じで、最初に識別された場所が咸鏡北道ファデ郡の舞水端(ムスダン)里だった。ここの旧地名は大浦洞(テポドン)で、北朝鮮が「宇宙ロケット」と主張していた長距離ミサイルは「テポドン1号・2号」と呼ばれている。

 一方、米国には独自の命名規則があり、新たな北朝鮮のミサイルが発見されるたびに「KN」で始まるコードを付ける。KNは「北朝鮮」(Korea、North)を意味する。例えばノドン・ミサイルはKN05、ムスダン・ミサイルはKN07だ。数字が大きくなるほど、後になって発見されたということを意味する。韓国軍の関係者は「追加の分析結果によってコードが変わることもあり、付与していたコードが廃棄されることもある」と語った。韓国軍も、ムスダン以降に見つかったミサイルについては米国式のKNコードを使っている。北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を「KN08」「KN14」と呼んでいるのが代表的な例だ。

 北朝鮮は、ミサイル部隊の「戦略軍火星砲兵部隊」で運用しているミサイルに「火星」で始まる名前を付けている。例えば、スカッドCは「火星6」、ノドンは「火星7」、ムスダンは「火星10」だ。これらのミサイルは、いずれも液体燃料を使うという共通点もある。一方で北朝鮮は昨年、試射に成功した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に「北極星」という名前を付けた。戦略軍ではなく海軍で運用し、固体燃料を使うという特徴がある。今年2月に公開した新型IRBMには「北極星2型」という名前を付けた。韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は「海軍で運用しているものではないが、北極星ミサイルを地上発射用に改造したものなので、『火星』ではなく『北極星』という名前が付いたらしい」と語った。

李竜洙(イ・ヨンス)記者
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