北ミサイル受けた韓国政府声明 「制裁」「圧力」の文言消える

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が、北朝鮮による14日の中長距離弾道ミサイル「火星12」発射を受けた政府の声明に「懲罰」「制裁」「圧迫(圧力)」といった文言を盛り込まなかったことが、16日までに確認された。これらの文言は、朴槿恵(パク・クネ)前政権が北朝鮮の挑発に対する政府の立場を発表する際、欠かさず入れていたものだ。

 14日の弾道ミサイル発射直後に韓国外交部が発表した「政府声明」には、発射を「強力に糾弾する」という表現と、「いかなる挑発も容認しない」という警告のメッセージが含まれていたが、懲罰、制裁、圧力といった文言はなかった。

 政府筋はこれについて、「前政権が制裁と圧力で北を非核化に向けた対話に戻らせる方針だったとすれば、現政権は制裁・圧力と対話を並行するというスタンス。そうした変化が反映されたのでは」と話した。

 北朝鮮が核兵器の実戦配備に向けて突き進んでいる中、当面は韓米を含む国際社会が制裁・圧力の強化で足並みをそろえるべきだと訴える専門家の間では、懸念の声も出ている。北朝鮮情勢に詳しい高麗大の南成旭(ナム・ソンウク)教授は「北の誤った行動に対しては強く叱責(しっせき)し、良い行動があれば対話の可能性を示すといった原則を守るべきだ」と指摘している。

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