文大統領「年内に北との対話希望」=米CBSに

【ワシントン聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日、米CBSテレビとのインタビューで、北朝鮮核問題について「制裁と圧力だけでは解決できない。対話が必要だと信じる」と述べた。また、「年内に北を対話のテーブルに引き出すことを希望する」との考えを示した。

 インタビューは今月末に予定される韓米首脳会談を前に、青瓦台(大統領府)で行われた。

 文大統領は「いかなる前提条件もなしに対話すると言及したことはない」とした上で、北朝鮮核問題について、まず核開発の凍結を目指し、次の段階で完全な廃棄に向け努力するという段階的な解決策を提示した。

 文大統領が先ごろ、北朝鮮が核実験やミサイル発射を中断すれば無条件で対話できると述べたことに対し、米国の一部で懸念する声が出ていることを意識した発言とみられる。

 さらに「トランプ大統領の政策とも相反しないと信じる」と述べ、韓米首脳会談で対北朝鮮政策を巡り意見が異なる可能性を払拭しようとした。

 北朝鮮への先制攻撃について支持するかを問われると、「脅威がはるかに差し迫った後で議論が可能」との立場を示した。

 北朝鮮に約1年半拘束され、昏睡(こんすい)状態で解放された米国人大学生オットー・ワームビア氏が死亡したことについては、「北に重大な責任があると確信している」と話した。さらに北朝鮮が同氏に対し「残酷な対応をしたと推定される。北のそのような残酷な行為を強く糾弾する」と非難した。

 文大統領の発言は、韓米首脳会談を目前に控え、ワームビア氏が亡くなったことで米国内の対北朝鮮世論が急激に悪化したことを意識したものとの見方も出ている。

 文大統領は対北朝鮮政策で、対話と制裁の並行と北朝鮮核問題の包括的かつ段階的な解決の必要性を強調しているが、米国内の対北朝鮮世論の悪化が米朝関係の悪化へと展開すれば、文在寅政権の北朝鮮政策の推進に影響を与える可能性もある。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース