青瓦台VS朝日新聞また火花、韓米関係めぐる報道で

朝日「シャノン米国務次官、韓国政府にTHAADの年内配備完了を要求」
青瓦台「事実ではない。相次ぐ誤報に遺憾

 日本の朝日新聞が「米国が韓国に終末高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を年内に完了するよう要求した」と報じたことについて、韓国大統領府(青瓦台)は24日、事実ではないと否定した。

 青瓦台の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官は同日午後、記者たちに送った携帯メールで「マケイン米上院議員に冷たい対応を取ったとの記事に続き、事実と異なる誤報を相次いで掲載した該当メディアに対し、遺憾の意を表明する」と述べた。

 朝日新聞は同日、韓米関係筋の話を引用し「シャノン米国務次官が今月中旬に訪韓した際、韓国当局者に会ってTHAAD配備を年内に完了するようあらためて求めた」と報じた。韓米外交当局の局長級協議の過程で米国側が韓国政府に対し「現在稼働しているTHAAD砲台2基に加え、残る4基も年内に稼働させなければならない」と求めた、との内容だ。

 朝日新聞はまた「シャノン次官の要求に対し、韓国政府は明言を避けたもようだ」と報じた。

 朝日新聞は先日も「マケイン米上院軍事委員長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対し面会を希望したが、青瓦台が明確な回答を出さないなど消極的な対応を見せたため、訪韓を取りやめた」と報じた。この報道に青瓦台は反発し、マケイン氏側の面会要請と青瓦台の対応などを詳しく紹介していた。

鄭始幸(チョン・シヘン)記者
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