離散家族再会に向けた赤十字会談 来月1日開催を北朝鮮に提案

【ソウル聯合ニュース】韓国政府は、朝鮮戦争などで生き別れになった離散家族の再会行事の秋夕(中秋節、今年は10月4日)に合わせた開催を協議するため、南北赤十字会談を開くことを北朝鮮に提案した。

 大韓赤十字社の金仙香(キム・ソンヒャン)総裁代行は17日、記者会見を開き「秋夕に合わせた離散家族の再会行事開催など、人道的懸案の問題解決のための南北赤十字会談を8月1日に(軍事境界線上にある)板門店の韓国側施設『平和の家』で行うことを提案した」と明らかにした。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、ドイツ・ベルリンで朝鮮半島平和構想である「ベルリン構想」を発表し、2007年の南北首脳宣言10周年に当たり秋夕でもある10月4日に、南北離散家族の再会行事と墓参りを行うことを提案していた。

 金総裁代行は「現在、韓国側では多くの高齢の離散家族が再会を心待ちにしており、北側も事情は同様のはずだ」とし、「彼らが存命のうちに家族が会えるようにすることは、どのような政治的考慮より優先されなければならない」と強調した。

 赤十字会談が実現すれば、韓国側は金建中(キム・ゴンジュン)大韓赤十字社事務総長を首席代表に、3人の代表が出席する予定だ。

 金総裁代行は「韓国側の提案に対する朝鮮赤十字会側の立場を、板門店の南北赤十字連絡事務所経由で回答するよう願う」とし、「朝鮮赤十字会側の肯定的な反応を期待する」と述べた。

 韓国政府の提案通り10月4日に離散家族の再会行事が開かれれば、2015年10月以来2年ぶりになる。

 しかし、北朝鮮が赤十字会談に応じるかは不透明だ。

 北朝鮮は、昨年4月に中国内の北朝鮮レストランから脱出して韓国入りした女性従業員12人と、脱北した後に韓国に定着したものの北朝鮮への送還を求めている女性キム・リョンヒ氏の送還なしには、離散家族再会は行わないとの主張を繰り返してきた。

 韓国政府は、脱北した女性従業員らは自由意志で亡命したもので、韓国国民であるキム・リョンヒ氏を北朝鮮に帰還させる法的な根拠もないとの立場を示している。

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