【コラム】男女産み分け、第2子からは許可してはどうか

【コラム】男女産み分け、第2子からは許可してはどうか

 専門職女性のAさんは、子どもに対する希望が多い。30代後半とやや晩婚だったが、試験管施術により双子の娘を産んだ。Aさんは子どもがもっと欲しいと思った。できれば3番目は息子が欲しいと願った。娘も息子も育ててみたいと思ったのだ。不妊クリニックを訪れ、息子の妊娠が可能かどうか聞いてみた。すると「駄目だ」との返事がすぐに返ってきた。生まれてくる子どもの性別を区別して妊娠施術をすれば、法に触れるためだ。息子、もしくは娘にだけ疾病が遺伝する特殊なケースに限ってのみ胚性別を選択することが許される。

 これを聞いたAさんは落胆した。3番目の子どもの施術さえためらうようになった。そんな中、米国では合法的に親が願う通りに子どもの性別を選り分けて妊娠施術を受けることができるという話を聞いた。夫婦はロサンゼルスに向かい、そこで男の子を妊娠して韓国に帰国。現在産婦人科に通いながら出産の準備を進めている。Aさんのように米国で希望する性別の子どもを妊娠して帰ってきた女性を時々見掛ける、と産婦人科医たちは言う。

 現代医学の発達で、息子や娘を希望通りに選り分けて妊娠することができるようになった。その方法はさまざまだ。精子を検査してX、またはY染色体が豊かなもの同士を集めておいた後、娘を希望する場合はX染色体が多い方の精子を、息子を希望する場合はY染色体が多い方を選択し、人工受精すればいい。成功する確率は80-90%だ。より確かな方法は、試験管ベビーの施術のように受精した胚を着床させる前に細胞を一つ摘出し、性別を確認する方法だ。いわゆる着床前の遺伝子検査だ。これは、遺伝病かどうかを確認するために施行される。この過程で希望する性別の胚を選び、妊娠へと導くことができる。現在性別の鑑別施術は不法であるため、試験管施術の際に胚を無作為に選び、子宮に入れなければならない。さらに妊娠する可能性を高めるために複数の胚を入れるため、双子の息子、双子の娘が生まれてくる。

金哲中(キム・チョルチュン)医学専門記者・専門医
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