IOC委員候補の大韓体育会会長、執行委の推薦得られず

IOC委員選定でFIFA・IAAFが2年連続「冷遇」

 国際サッカー連盟(FIFA)と国際陸上競技連盟(IAAF)は国際オリンピック委員会(IOC)傘下の国際連盟(International Federation)の中でも最大規模の団体で、その影響力も特に強い。ところが、この両団体が2年連続でIOCから冷遇された。

 IOCは来月ペルーのリマで行われる総会で投票により選出する新規IOC委員候補9人を12日、発表したが、昨年に続き今年もジャンニ・インファンティーノFIFA会長とセバスチャン・コーIAAF会長の名前が外された。IOCは毎年総会に先立ち、執行委員会が新たに選出するIOC委員候補を事前選定して発表する。総会の投票は形式的な手続きなので、執行委員会の推薦が事実上、確定的な効力を持つ。

 インファンティーノ氏とコー氏が外された理由は明らかになっていないが、ロイター通信は「両団体の腐敗や薬物問題に対する懲戒的な性格が強い」と報じている。FIFAはゼップ・ブラッター前会長の不正スキャンダル、IAAFはロシア陸上界における国主導の禁止薬物使用が問題になった。一方、国内オリンピック委員会(NOC)代表の資格でIOC委員候補として登録した大韓体育会(韓国オリンピック委員会)の李起興(イ・ギフン)会長も今回の執行委員会推薦候補から外された。チリとオマーンがNOC資格のIOC委員2席を占めた。

姜鎬哲(カン・ホチョル)記者
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