【コラム】海外の方が割安と感じさせる韓国旅行事情

 先日、韓国旅行と海外旅行の費用を比較する記事を書くにあたり、複数の知人から「旅行の時の話」を聞かせてもらった。韓国国内を旅行した知人たちが異口同音に言うのは「お金を使っているのに嫌な思いをした」という言葉だった。先月、江原道束草に行った知人は「2人前で10万ウォン(約9500円)の刺身の盛り合わせを頼んだら、ツマの海藻ばかり山盛りで、刺身はほんの数種類しかなかった。店主に文句を言ったら『この辺りの別の店でもみんな同じだ』と逆ギレされた」と教えてくれた。先週末、釜山に行った別の知人は「数カ月前に15万ウォン(約1万4000円)で泊まった宿が繁忙期にはちょうど2倍の30万ウォン(約2万8000円)請求してきた」と語った。長期休暇や連休シーズンの「ぼったくり料金」に「席料」や浮き輪・パラソルなどを借りる各種「レンタル料」を追加で払えば、だまされたような気分になる人も多いだろう。

 一生懸命働けば働くほど、長期休暇にゆっくりしたいという欲求はますます高まるが、韓国の観光地は依然として「休暇シーズンだけの商売」ばかり考えている。その間に低価格競争を繰り広げる格安航空会社、10分で終わる予約代行サイトの海外ホテル予約、韓国よりも安くなった物価…。海外旅行へのハードルはますます下がっている。

社会部=ヤン・スンジュ記者
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