韓国で整形手術の中国人3人、「顔が違い過ぎて」出国できず

 韓国で美容整形手術を受けた中国人女性3人が、「パスポートの写真と顔が違い過ぎる」との理由で、中国に帰国する飛行機に乗れなかったことが分かった。

 今月8日、中国メディア「アジア・ワイア」に、腫れた顔を包帯でぐるぐる巻きにした3人の女性が金浦空港の出入国管理事務所に並んで座っている写真が公開されると、大勢の中国人ネットユーザーがコメントを寄せた。

 3人は中国の国慶節連休(10月1日-8日)を利用して韓国を訪れ、1週間の間に美容整形手術を受け、連休最終日の8日に中国に帰国する予定だったという。しかし手術によって顔全体がひどく腫れ上がり、パスポートの写真と同一人物なのか確認ができなかった。パスポートと出国に必要な書類を全てそろえていたにもかかわらず、顔が写真とあまりにも違い過ぎて中国行きの飛行機に乗れなかったのだ。3人は身元の確認ができるまで空港の出入国管理事務所で待たされたという。

 手にパスポートを握ったまま腫れた顔でつらそうな表情を見せる3人の写真は中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」でも拡散され、「いいね」が6万6000件、リツイートも2万3000件に上った。ほとんどのネットユーザーは「親でも分からないんじゃないか」「どうしたらあんなに顔が腫れるんだ」などと辛らつなコメントを寄せた。3人が中国に帰国できたのかは確認されていない。

 中国の旅行サイト「シートリップ」によると、昨年1年間で美容整形手術のために海外を訪れた中国人は50万人を超えるという。このうち9万9000人は韓国を訪れている。美容整形によって「完全に変身」した中国人たちがスムーズに出国できるよう、一部の美容外科は患者のパスポート番号と手術を実施した病院名、韓国滞在期間などが明記された「整形手術証明書」を発行しているという。

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