是枝裕和監督「撮ってみたい韓国人俳優多い」

 この映画は、判決に有利か不利かばかり考える司法制度の盲点や死刑制度の正当性を問うている。不確実な世界において善悪の問題は可能なのか、真実の一部分だけを見て人は他人を裁けるのかなど、さまざまな問題が含まれている。是枝監督は「答えは映画を見る観客の数だけあるでしょう」と言った。「弁護士7人にアドバイスをしてもらいましたが、そのうちの1人が『法廷は真実を明らかにする場ではなく、利害を調整する場だ。どうぜ真実は私たちには分からない』と言いました。では、どんな人が他人を裁けるのでしょうか? 逆説的に真実を知るため動く弁護士の物語を構想しました」

 一緒に仕事をしてみたい韓国人俳優を尋ねると、是枝監督の口からは次々に名前が挙がった。「私の作品『空気人形』(09年)で主演したペ・ドゥナさんが日本に来ると、今も一緒にお茶を飲みます。今や国際的な女優さんになりましたが、いつかまた会いたいですね。ハ・ジョンウさん、カン・ドンウォンさん、ソン・ガンホさん…。先日、『MASTER マスター』を見てイ・ビョンホンさんにまた違う魅力を感じました。『新感染 ファイナル・エクスプレス』の少女キム・スアンさん、『わたしたち』で主演した2人の少女(チェ・スイン、ソル・ヘイン)と弟(カン・ミンジュン)は本当に天才ですね!」

釜山=イ・テフン記者
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