韓国・ASEAN首脳会議 「開かれた共同体」提案=文大統領

【マニラ聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、フィリピンのマニラで東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議に臨み、ASEAN加盟10カ国の首脳と協力状況を点検し、今後の協力の方向について意見交換した。青瓦台(大統領府)が伝えた。

 文大統領は、韓国にとってASEANは外交の裾野を拡大するための重要な協力パートナーだとし、「共存共栄する人中心の平和共同体」を作ることを提案した。 

 また韓国とASEANは民意を尊重して支持を受けて進み、国民が直接参加する「国民外交」を展開したいとした上で、そのために双方の国民が相互に交流・協力する恩恵を体感できなければならないと強調した。 

 これに関連し、文大統領は韓国とASEANが連携を深め、自由貿易協定(FTA)で自由化する分野を増やすなどして人と物が自由に交流する「開かれた共同体」を作ることを提案した。

 また韓国とASEANの未来共同体構想を実現するため、堅固な安全保障が前提になる必要があるとし、双方が安保協力の範囲を拡大して「国民全てが安全な共同体」を実現していくことを提案した。

 北朝鮮の核・ミサイル問題については、状況を安定的に管理し、制裁や対話など可能なすべての外交的手段を活用して北朝鮮を非核化に導き、最終的には平和的に解決するようASEAN加盟国に対し積極的な協力を要請した。

 また来年2月に開幕する平昌冬季五輪が真の平和五輪になるようASEANの支援を求めた。

 これに対しASEAN側は5月の特使派遣など、韓国政府のASEAN重視の方針を高く評価し、文大統領が提示した韓国とASEANの未来共同体構想に期待を示した。

 また北朝鮮の相次ぐ挑発行為に深い懸念を示し、北朝鮮の核放棄はASEAN全体の意思であることをあらためて強調。南北関係の改善や朝鮮半島における恒久的な平和構築のための韓国政府の努力に対し全面的な支持を表明した。

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