朴正煕大統領生誕100年、記念図書館には銅像ないまま

 故・朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領誕生100年を翌日に控えた13日、ソウル市麻浦区上岩洞の朴正煕大統領記念図書館で執り行われた「朴正煕元大統領銅像寄贈証明書伝達式」に、銅像の設置に反対する団体が押し寄せ式典を妨害した。図書館を運営する朴正煕大統領記念財団はこの日「李承晩(イ・スンマン)、トルーマン、朴正煕銅像建立推進を進める会」から朴正煕元大統領の銅像(高さ4.2メートル)の寄贈を受けることになり、この日はその証明書だけを受け取ることになっていた。ところが反対する団体は寄贈式が執り行われる建物の入り口近くにある階段の下に集まり「朴正煕は去れ」などと叫びながら行事を妨害した。

 銅像の設置を進める財団側は太極旗(韓国の国旗)を振りながら反対を阻止したため、両団体のメンバーらは激しくもみ合いとなった。警察が双方の間に割って入ったが、一部メンバーが相手の首などに暴行を加えたため、現行犯で一時身柄を拘束され、後に釈放された。

 財団は当初、記念図書館に朴正煕元大統領の銅像設置を進め、この日はその証明書だけを受け取ることにしていた。ところがこの計画が知られると、ソウル市議会は7日「積弊清算が行われているこの時期に、歴史的に議論が続く人物の銅像を設置するのは認められない」として制止に乗り出した。ソウル市も「銅像を設置するには必ず審議が必要だ」と主張している。現在、記念図書館はソウル市が無償で提供した市有地にあり、また銅像の設置には美術や歴史の専門家などで構成されたソウル市公共美術委員会の審議を経なければならない。

 「韓国現代史を築いた李承晩、トルーマン、朴正煕の3人の銅像の設置」を目指して昨年立ち上げられた「銅像建立推進を進める会」は寄贈式で「大韓民国に繁栄をもたらした朴正煕大統領の功績を記憶すべきだ」と訴えた。また朴正煕大統領記念財団のチャ・スンヒ理事長は「全世界のどこに行っても大統領記念館にはその人物の銅像がある。金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)記念館も銅像があってこそまともな国だ」とした上で「政治的な立場によって一方的に反対し、騒ぎを起こすのは先進的な市民がやるべきことではない」と不快感を示した。

 一方で同じ頃に記念図書館前では「民族問題研究所」などの市民団体が銅像設置に反対する記者会見を開き「憲法に『大韓民国臨時政府の法統』と『不義に抗した4・19民主理念』が明記されている限り、朴正煕は清算の対象にはなっても決して記念の対象にはならない」と訴えた。

ソン・ユジン記者 , ユ・スジョン記者
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