様変わりした韓国のアダルトグッズ店、対策求める声も

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 アダルトグッズの店舗は通常、内部が見えないようになっているものだ。しかし、ソウルの永登浦、弘大、梨泰院といった若者の街のアダルトグッズ店の場合、透明なガラスで中が丸見えだったり、まるでレストランの看板のように取扱商品を外部に掲示していたりする。

 先日、ソウルの弘大入口駅に近いアダルトグッズ店は扉を開放して営業中だった。中をのぞくことができる窓は古いカフェのように木の枠でできていた。店内にはパソコン用のマウスやマグカップの形状を真似たアダルトグッズが陳列されてた。店舗関係者は「内装を明るくしたところ、来店客が3-4倍に増えた」と明かした。

 梨泰院のアダルトグッズ店は、店内がキャラクターのフィギュアなどでかわいく飾られていた。来店客は「文具店や電子製品を販売する店かと思った」と話した。別の20代の女性客は「変わった人形を売っている店だと思って入店した。アダルトグッズ店だとは思わなかった」と驚いた様子だった。

 背景にはアダルトグッズに対する認識が変わったことがある。店舗関係者は「以前はアダルトグッズを使用していることを隠したい雰囲気があったが現在は異なる。積極的に性を楽しむ男女が訪れる」と指摘した。

 副作用もある。ためらいもなく店舗に出入りする10代だ。アダルトグッズ店は法的には満19歳以上でなければ入店できないが、身分確認は行われていない。店員は「来店客に身分証の提示を求めることはあるが、週末など客が多い場合にはいちいちチェックできない」と漏らした。

 店頭には「19歳未満入店禁止」というステッカーが張られているが、「なぜ身分証をチェックするのか」と文句を言う客もいるという。インターネット上には10代の学生を名乗る人物がこうしたアダルトグッズ店を訪れたことを紹介する文章が掲載されている。明知大青少年指導学科の権一男(クォン・イルナム)教授は「最近こうしたアダルトグッズ店ができ、青少年がみだりに接する可能性が高まった。新手の業者を考慮した法整備や対策が求められる」と訴えた。

クォン・ソンミ記者
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