韓国前政権の副首相を逮捕 情報機関からの収賄容疑

【ソウル聯合ニュース】韓国検察は4日、朴槿恵(パク・クネ)前政権時代に情報機関の国家情報院(国情院)から裏金を受け取ったとして元経済副首相兼企画財政部長官の崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)国会議員(最大野党・自由韓国党)を収賄容疑で逮捕した。ソウル中央地裁は3日、証拠隠滅の恐れがあるなどとして逮捕状の発付を認めた。

 崔容疑者は朴槿恵前大統領(収賄罪などで公判中)に近い「親朴派」として知られる。朴政権で経済副首相兼企画財政部長官を務めていた2014年、国情院から特殊活動費を流用した裏金1億ウォン(約1060万円)を受け取った疑いが持たれている。

 検察は、当時の国情院長の李丙ギ(イ・ビョンギ)氏=贈賄罪などで起訴済み=から許可を得た国情院幹部が経済副首相の執務室で崔容疑者に裏金を渡したものと把握した。予算編成などで便宜を図る見返りの賄賂と見なしている。崔容疑者は容疑を強く否認している。

 検察によると、国情院は朴前大統領側に特殊活動費から毎月定期的に裏金を上納していた。検察は、早ければ今週中にも朴氏を国情院からの収賄罪で追起訴する計画だ。

 検察は先月、裏金の上納を受けた目的や使途を追及するため朴氏を勾留先の拘置所で取り調べようとしたが、同氏は供述を拒否。関係者への捜査で事実関係を確認したことから、朴氏の供述がなくても収賄罪の立証は可能だと検察は判断している。

 一方、同日には自由韓国党の李愚鉉(イ・ウヒョン)国会議員も違法な政治資金や賄賂を受け取ったとして逮捕された。昨年5月に文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足して以降、現職国会議員の逮捕は崔ギョン煥、李愚鉉の両容疑者が初めて。

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