平昌五輪:観光客1日2万人予想、現在営業中のタクシーは122台

激しい乗車競争も

 平昌冬季オリンピックにやって来る観光客は「タクシー戦争」を覚悟しなければならない。江原道によると、オリンピック期間中に江原道を訪れる観光客は1日平均5万6000人と予想されている。開会式と閉会式、さらに人気競技が数多く行われる平昌郡だけで1日平均2万7000人がやって来るとの予測もある。

 ところが彼らを運ぶタクシーはその数が絶対的に不足している。現在平昌郡で営業するタクシーの数は122台で、KTX(高速鉄道)の珍富駅を拠点とするタクシーは33台しかない。そのため無料のシャトルバスや路線バスではなくタクシーを利用するしかない場合は間違いなく苦労するだろう。2016年末から昨年の初めまでさまざまなテストイベントが開催されたが、その時も江原道には「タクシー料金をぼったくられた」という届けが相次いだという。

 これに対して地元のタクシー会社は「誤解があった」と説明している。平昌郡のタクシーは基本料金が2800ウォン(約296円)で、152メートルごとに200ウォン(約21円)ずつ上がる。一方のソウルでは基本料金は3000ウォン(約320円)とあまり変わらないが、142メートルごとに100ウォン(約11円)のため、ソウル市内でよくタクシーを利用する客は平昌でタクシーに乗ると「ソウルの2倍はする」と感じてしまう。「数キロしか行ってないのに、タクシー代はKTXよりも高かった」と不満げに語る利用客も多い。ソウルから珍富まではKTXで2万1900ウォン(約2320円)だ。平昌郡の関係者は「平昌郡は人口は少ない割に広いので、タクシーは1回運行すると空車で戻るケースが多い。そのため料金を補填(ほてん)する対策を取っている」と説明する。

 タクシー料金については他にも不満の声がある。珍富駅で降りた客がタクシーをつかまえられず、隣町のタクシーを呼んで別の地域に行く場合、平昌郡の条例ではそのタクシーに隣町からの料金を支払わねばならない。もちろん迎車料金の1000ウォン(約110円)は別だ。さらに運転手がメーターを倒さず一方的に料金を告げるぼったくりもいまだに残っている。

イ・テドン記者
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