日本は今、再び韓流ブーム

 韓国製化粧品も人気だ。アモーレパシフィック・グループの「ETUDE HOUSE(エチュードハウス)」、韓国の20代女性に絶大な人気を誇る衣料品・化粧品ブランド「STYLE NANDA(スタイル・ナンダ)」の製品が最近特に人気急上昇中だ。新大久保の韓国コスメショップ「SKIN GARDEN(スキンガーデン)」に来ていたサトウエムさん(20)は「カラーが豊富で、値段も安いので毎月ここに来ている。これを使うと韓国のアイドルのようになれそう」と言った。同ショップのパク・チョンジュ社長は「2012年から15年までの暗黒時代を耐え抜いた店の多くはまた好況を迎えている」と語った。韓国製化粧品の日本向け輸出は15年まで下がり続けたが、16年は前年比33%、昨年は同23%成長した。

■よみがえったK-POP

 K-POP人気もよみがえった。最も人気のある芸能人の大型写真が掲げられることで有名な東京・渋谷駅前の「渋谷109」には、2010年代以降、韓国人歌手が登場したことはほとんどなかった。しかし、最近はEXOやBLACKPINKなどが登場した。防弾少年団やWANNA ONEも韓国での人気に劣らず、日本でも人気だ。日本に輸出されたK-POPコンテンツは、2010年の712億ウォン(約74億円)から16年には約3000億ウォン(約311億円)へと4倍に増えた。韓国大衆文化ジャーナリストの古家正亨氏は「K-POPは今やどこでも見られる主流文化の一部になったと思う。成長する少女たちと共に『持続可能な韓流』になるだろう」と分析した。

 大手エンターテインメント企業CJ E&Mはグローバル韓流フェスティバル「KCON(ケーコン)」の今年初の開催地が日本に決まったと22日、発表した。同社関係者は「日本で開かれたKCONの参加者数は1年目の2015年に1万5000人だったが、16年3万3000人、昨年は4万8500人と着実に増えている」と語った。

東京=イ・ドンフィ特派員
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