韓国の通貨スワップ、今後の課題は何か

スイスと締結も米日との交渉進展せず

韓国の通貨スワップ、今後の課題は何か

 韓国企画財政部と韓国銀行は2月9日、スイスと100億スイスフラン(約106億ドル)規模、期限3年の通貨スワップ協定を結ぶことで合意したと発表した。スイスフランは米ドル、ユーロ、円、英ポンド、カナダドルと共に世界の6大基軸通貨に数えられる。スイスとの通貨スワップ締結に成功したことで、韓国の金融の安定性はさらに高まったと評価できる。

■「第2の外貨準備」

 通貨スワップは文字通り、通貨を交換し合うことを意味する。互いの相手国の通貨を取り決めた為替レートで相互交換する為替取引であり、元々は異なる国の個人や企業による取引で為替変動リスクに備えるために生まれた金融商品の一つだった。しかし、最近は通貨危機を防ぐために国家間で結ばれる通貨スワップ協定が一般的になっている。

 国家間の通貨スワップは有事に際し、あらかじめ定めた限度内で自国通貨を相手国に預け、所定の為替レートで相手国通貨を借り入れることができる契約だ。例えば、韓国が通貨スワップ契約を結べば、韓国は必要な時にウォンをスイスの中央銀行に預け、スイスフランを調達できる。外貨不足で通貨危機が起きれば、相手国が限度内で外貨を融通してくれるため、流動性危機を回避することができる。そうした意味で、通貨スワップは「第2の外貨準備高」とも呼ばれる。外貨準備高が外貨不足に備える「積立金」ならば、通貨スワップは一種の「当座貸越」と言える。通貨危機に際し、国際通貨基金(IMF)から資金支援を受けるためには、さまざまな規制を受けることになり、経済主権と国家イメージが低下しかねない。これに対し、通貨スワップは特に干渉を受けず、安定的に外貨流動性を確保できるというメリットがある。

イ・ジュンウ記者
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