韓国科学技術院はAI殺人ロボットを開発していたのか(下)

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■AI人材育成が最大の目的

 KAISTが国防人工知能融合研究センターで進める基礎研究とは何か。KAISTはハンファシステムと進める研究課題を既に決定している。▲AIによる指揮決定支援システム▲大型無人潜水艇の複合航法アルゴリズム▲AIによるスマート物体追跡および認識技術の開発--などだ。指揮・潜水艇といった用語のせいで殺人兵器を開発するという印象を与えた。申総長は「センターで開発しているAI技術はどの分野でも活用できる汎用技術であり、実際に外国では民間企業が商用化しているものだ」と説明した。

 まず、AIによる指揮決定支援システムは、ビッグデータをAIで分析し、問題点を見いだし、解決策を提示する技術だ。米電子商取引大手のアマゾンは物流倉庫運営にこの技術を採用している。AIが数万台の物流ロボットの動きをリアルタイムで監視し、故障したロボットを効率的に見つけ出し、倉庫が円滑に稼働するようにするものだ。無人のスマート工場でも活用可能だ。データが蓄積されれば、いつどんな機械に問題が生じるかを予測することも可能になる。

 潜水艇の複合航法アルゴリズムと物体追跡および認識技術は、現在全世界の企業が激しい実用化競争を繰り広げる自動運転車に採用されている。車が自動で周囲の状況を正確に判断し、最適の経路を探し出すためにAIを活用している。自動運転車だけでなく、深海資源探査や無人セキュリティーシステムなどの機能を画期的に改善する技術だ。

 センター長を務める金禎浩(キム・ジョンホ)研究処長(電気・電子工学部教授)は「韓国のAI技術力は米国、中国に比べ、2年以上遅れている」とし、「この機会に韓国のAI技術の基礎をしっかり固めることがセンターの設立目的だ」と述べた。KAISTは国防人工知能融合研究センターに大学内からAI関連分野を専攻した教授60人のうち25人を配置し、学生も多数投入する計画だ。センターをAI人材育成に積極的に活用するためだ。

パク・コンヒョン論説委員
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