与党党員がネット上で世論操作か 波紋広がる=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「共に民主党」の党員ら3人がポータルサイト最大手ネイバーで、文在寅(ムン・ジェイン)政権を批判する記事のコメント欄の書き込みにつけられる「そう思う」の数を操作したとして、業務妨害の疑いで逮捕された事件が波紋を広げている。事件に同党所属で文大統領の側近の国会議員が関与したとの報道もあり、党は関与を否定するとともに警察に捜査を要請。野党は組織ぐるみで世論操作が行われた疑いがあるとして攻勢を強めている。

 党員らは1月17日、短時間に同じ作業を繰り返すプログラムを使い、政府が平昌冬季五輪でアイスホッケーの南北合同チームを結成する方針を決めたことを報じる記事で、「青瓦台(大統領府)・与党は間違っている。国民は怒っている」などと文政権を非難する2件の書き込みに約600件の「そう思う」をクリックした疑いが持たれている。

 逮捕された党員の1人で、有名ブロガーの男は警察の取り調べに対し、「保守陣営が行ったように装い、操作プログラムをテストした」などと供述しているという。警察は与党の党員が文政権を批判する方向で世論を操作しようとしたことは常識的に考えられないとして、犯行動機の解明を急いでいる。大統領選で文大統領を支援したことへの見返りを党に求めたが受け入れられず、犯行に及んだとの見方も出ている。

 青瓦台の高官は16日、記者団に対し、男が文大統領の側近、金慶洙(キム・ギョンス)議員に青瓦台の行政官のポストを求めたが拒否されたとの報道について、「聞いていない」と述べた。

 男は大統領選後は金氏に対し、駐大阪総領事のポストを求めたが拒否されたとされる。金氏は14日に開いた記者会見で、「(男が)人事に関する無理な要求をし、受け入れられなかったことに相当な不満を抱いたと感じた」と説明した。

 警察は党員らが大統領選でも世論操作を行ったかどうかや、男が金氏に送ったメッセージなどを分析し、金氏の事件への関与などを調べている。検察は17日にも3人を起訴する方針だ。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース