ネットで続々暴露される「ナッツ姫」妹のあきれたパワハラ

「年上社員に頻繁に暴言、道徳性に問題」

 韓進グループ趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の次女で、大韓航空専務の趙顕ミン(チョ・ヒョンミン)氏(34)が広告代理店社員にパワハラ行為をしたとの疑惑に関連し、顕ミン氏がこまれで社会的地位を利用してパワハラ行為を繰り返してきたと暴露する投稿がインターネット上に相次いで寄せられている。いわゆる「趙顕ミン蛮行リスト」だ。

 例えば、普段から所属部署のチーム長たちに罵声を浴びせたり、公正であるべき人事発令で基準を無視し、自ら年に3-4回もチーム長クラスの社員を移動させたりしていたとの投稿が寄せられている。

 さらに、今月12日には青瓦台(韓国大統領府)のウェブサイトに「大韓航空の顕ミン氏のパワハラを厳重に処罰すべき」との請願も書き込まれた。

 韓国の大手財閥である韓進グループのオーナー一家のパワハラ騒動について、一般市民の怒りは容易には収まらない模様だ。仮に今回の事態が大韓航空への搭乗拒否運動にまで発展すれば、韓進グループが根幹から揺らぐことになりかねない。

 航空業界が13日に明らかにしたところによると、趙顕ミン氏は先月、広告代理店社員との会議中に腹を立てて水の入ったコップを床に投げつけたという。

 趙顕ミン氏は広告代理店のチーム長に対し、大韓航空の英国便の広告キャンペーンに関して質問した際、チーム長が答えに窮したことから怒りを抑えられなくなったという。

 波紋が拡大すると、趙顕ミン氏は「おろかで軽率な行動について、深くおわびする」「いかなる状況でもやってはならない行動で、言葉もない」とソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で謝罪文を公表し、事態を収拾しようとした。

 しかし、世論の怒りは容易には収まらない雰囲気だ。

 趙顕ミン氏とかつて一緒に仕事をした経験のある人々が匿名で投稿するケースも相次いでいる。インターネットの掲示板などに、過去の趙顕ミン氏のパワハラ行為を「待ってました」とばかりに暴露しているのだ。

 中でも最も多かったのが、同氏の「道徳性」に関する指摘だ。

 投稿には、趙顕ミン氏が自分より年上の人に対して頻繁に暴言を吐いていたとの内容が多い。そのために会社を辞めた社員もかなりの数に上るという。

 会議中に気に入らないことが起きると手にしていた物を頻繁に投げ付けた、との書き込みも見られた。

 また、同氏が強い立場を利用して広告代理店関係者をいじめていたとの話もある。

 例えば、約束の時間に先に来ていたA広告代理店の社長が、席について待っていると、後から来た趙顕ミン氏が「広告主が来ていないのに、立って待たずに座っているとは。乙(下請けの立場)が甲(大企業の人間)に対する礼儀を守らないのは問題がある」と横柄な態度を取ったとの書き込みもあった。

 趙顕ミン氏が気ままに人事を操っていたケースも多数あることが分かった。

 あるネットユーザーによると、趙顕ミン氏は入社当時から身長が高いことをコンプレックスに感じていたが、「背がとても高い」などと発言した先輩社員たちが突然、別の部署に異動になったという。

 もちろん、これらの投稿が百パーセント事実かどうかは確認できない。個人的に悪意を感じ、趙顕ミン氏に対する誹謗(ひぼう)中傷を書き込む可能性もあるからだ。

 しかし、広告業界の関係者らが趙顕ミン氏について「評判は良くない」と一様に話すということは、問題があるということだろう。同氏のパワハラ行為が以前からあったと推測できるからだ。

 A広告代理店の関係者は「直接一緒に仕事をしたことはないが、広告業界で趙顕ミン氏の評判はさほど良くはない」として「広告主という地位を利用して横暴に振る舞えば、下請けの立場としてはおとなしく従うしかない」と話した。

 別の関係者は「広告代理店の中には、大韓航空とは取り引きしないと宣言した企業もあるほどだ」として「趙顕ミン氏のパワハラ行為が頻繁にあったという証拠だ」と話した。

キム・ドンヒョン記者
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