韓国の脱北者団体 あす北朝鮮向けビラ散布=警察が制止へ

【坡州聯合ニュース】北朝鮮脱出住民(脱北者)でつくる韓国の団体が、5日に南北軍事境界線近くから北朝鮮に向けて体制を非難するビラをまくと予告した。南北首脳は4月27日の板門店宣言で、軍事境界線一帯でのビラ散布など敵対行為を中止すると合意している。警察は地元住民の安全を考慮し、ビラ散布を制止する方針だ。

 脱北者団体「自由北韓運動連合」は4日、軍事境界線に近い京畿道・坡州の烏頭山統一展望台の駐車場から5日午後0時にビラを散布すると発表した。同団体は「つい最近まで残忍な処刑と核実験、ミサイルでの挑発で広く恐怖を与え、韓国と世界を脅迫した金正恩(キム・ジョンウン)が突然、偽りの対話攻勢と偽善の平和攻勢に乗り出した。韓国社会は盲目的な平和ムードに陶酔している」と主張した。

 こうしたビラ散布の活動をする団体に対し、韓国統一部の当局者は活動の自粛を要請していたが、団体側は強行する構えだ。

 自由北韓運動連合の朴相学(パク・サンハク)代表は聯合ニュースの電話取材に、「北の住民のために続ける」と答えた。

 一方、警察の関係者は「まずは(ビラ散布の)行事の前に、自粛するよう説得する。それでも強行するなら、リスク発生防止として行事開催を制止する方針」と述べた。

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