安倍首相 韓日経済人会議に異例の出席=文大統領は協力呼びかけ

【東京聯合ニュース】韓国と日本の経済界を代表する企業のトップらが一堂に会し、両国の経済協力について意見交換する「第50回韓日・日韓経済人会議」が15日、東京都内のホテルで開幕した。

 この日の開会式には安倍晋三首相が出席し、祝辞を述べた。主催者によると、安倍首相が同会議に出席するのは異例。この行事はこれまで韓国と日本で交互に開催されてきたが、両国の首脳は出席せず、祝辞のみを送っていた。

 安倍首相は14日、首相官邸で韓日経済協会の金ユン(キム・ユン)会長をはじめとする韓国側出席者の表敬訪問を受けて「アンニョンハシムニカ(こんにちは)」と韓国語であいさつし、「両国関係の発展のために協力してほしい」と述べた。

 安倍首相が韓国の閣僚や政財界関係者と面会した際に韓国語であいさつするのは極めて異例で、朝鮮半島問題で日本が取り残され、「蚊帳の外」に置かれているとの指摘を払拭(ふっしょく)するために韓国との関係改善に取り組む日本政府の姿勢が反映されたものとみられる。

 一方、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこの日の開会式で李洙勲(イ・スフン)駐日大使が代読したメッセージを通じて「雇用は若者に希望を与え、少子高齢化を克服するのに重要だ」とし、「両国の人材が相手国の企業に多数採用されるよう、格別な関心を願う」と呼びかけた。

 また、経済協力の恩恵を国民に還元しなければならないとして協力拡大に期待を示し、国民生活への影響が大きい環境問題、保健医療分野で両国の経済人が協力するよう求めた。

 韓中日首脳会談のため先週訪日している文大統領は「安倍首相と朝鮮半島問題や両国の経済協力について虚心坦懐(たんかい)に対話した」とし、1998年に当時の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相が「韓日共同宣言―21世紀に向けた新たなパートナーシップ」を発表してから今年で20年になることに触れながら経済、文化、人的交流を合わせた実質的な協力を強化すると説明した。

 このほか文大統領は「最近、南北首脳会談をはじめ北東アジアの平和に向けた歴史的な変化が起こっている」とし、「平和と繁栄の北東アジアへと進む道のりで、両国経済人の皆さんも力と知恵を合わせてほしい」と呼びかけた。 

 韓日経済協会と日韓経済協会が共催し、両国の経済人約300人が参加して16日まで2日間の日程で開かれる韓日経済人会議は、1969年の初開催以来、毎年開催されている代表的な官民合同会議だ。

 「経済・人材・文化交流を通じて次の50年を創造しよう」というテーマで開かれる今年の会議で、参加者は両国間の経済・人材・文化交流と第4次産業革命への共同対応、第三国への共同進出策を議論する。

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