ドルイドキング:「金慶洙前議員が仙台総領事提案」

 与党・共に民主党の金慶洙(キム・ギョンス)前議員が、記事コメント操作事件の主犯でハンドルネーム「ドルイドキング」こと同党党員キム・ドンウォン容疑者(49)に電話で直接、人事関連の提案をしていたことが確認された。

 また、ドルイドキングは「コメント操作」ではなく、共に民主党の大統領選予備選挙で文在寅(ムン・ジェイン)候補陣営を助けた見返りに金慶洙前議員に大阪総領事のポストなどを請託していたという。司法当局関係者は「こうした話はドルイドキングが警察の取り調べで、金慶洙前議員との関係について述べたものだ」と15日、明らかにした。

 ドルイドキングは昨年初め、共に民主党の大統領選予備選挙の現場に、自身が率いる団体「経済的共進化会」と「経済も人が先だ」の会員約500人を動員し、当時の文在寅候補を支持した。これと引き換えに、ドルイドキングは文在寅候補陣営から2人の人事推薦権を確保したという。ドルイドキングは経済的共進化会の中核メンバーであるト弁護士(61)とユン弁護士(46)を選挙対策委員に推薦した。ユン弁護士は陣営入りしたが、ト弁護士は合流できなかった。

 ドルイドキングは警察の取り調べに、「昨年6月、ト弁護士のために日本の大使職を要求したが、金慶洙前議員側が拒否した」と供述したという。その後、金慶洙前議員のハン補佐官(49)が「ト弁護士に1級(外交官)のポストを与える」として「大阪総領事」をドルイドキングに提案した。ドルイドキングは昨年9月、大阪総領事の人事推薦進行状況を把握するため、ハン補佐官に現金500万ウォン(約50万円)を渡した。しかし、実際の大阪総領事には別の人物が内定していた。

 昨年12月28日、金慶洙前議員は自らドルイドキングに電話をかけ、ト弁護士を「仙台総領事」に任命するという提案をした。しかし、ドルイドキングは「閑職」だとして拒否した。金慶洙前議員にだまされたと思ったという。ドルイドキングは、金慶洙前議員が当初から人事の約束を守るつもりがなかったと判断、背を向けたのだ。

 ドルイドキングは今年3月中旬、金慶洙前議員にテキストメッセージを送信し、人事請託が実現しなかったことに対する不満を吐露した。そして3月21日の事務所が家宅捜索され、警察に逮捕された。本紙はこれについてコメントを取ろうと、金慶洙前議員側に数回連絡したが、回答はまだない。

キム・ウンジョン記者 , パク・ヘス記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース