国政介入:チョン・ユラ不正入学事件、大学関係者らの実刑確定

 朴槿恵(パク・クネ)政権における国政介入事件発覚のきっかけとなった、中心人物・崔順実(チェ・スンシル)被告の娘「チョン・ユラさん梨花女子大学入学不正事件」で、一連の裁判が15日に終わった。大法院(最高裁判所に相当)第2部は同日、チョン・ユラさんを名門・梨花女子大学に不正に入学させ、単位取得で特別な措置を取ったとして起訴された同大学前総長の崔京姫(チェ・ギョンヒ)被告と、前新産業融合学部長の金慶淑(キム・ギョンスク)被告にそれぞれ懲役2年を言い渡した原審を確定した。前入学処(課に相当)処長の南宮坤(ナムグン・ゴン)被告は懲役1年6月、教授のイ・ウォンジュン被告は懲役1年・執行猶予2年が確定した。共に裁判を受けた崔順実被告も懲役3年が確定した。

 同日をもって判決が確定したことで、崔京姫被告らは実刑執行が終わってから5年が経過するまで大学の教壇に立つことができなくなった。南宮坤被告は今年7月に刑期が終わるが、崔京姫被告と金慶淑被告は来年1-2月まで収監される。既に50代後半から60代前半であることから考えると、今後の教授任用は難しいものと見られる。

 停職3カ月の懲戒処分を受けたイ・ウォンジュン被告は同日すぐに退職処理された。執行猶予判決確定は私立学校法が定めた当然退職(自動退職)事由に該当する。イ・ウォンジュン被告も執行猶予期間終了後、2年間は同大学はもちろん、他大学にも就職できない。小説『永遠の帝国』を書いた有名小説家で同大学教授の李仁和(イ・インファ)=本名:リュ・チョルギュン=被告も、授業に出席していなかったチョン・ユラさんに単位を与えたとして大法院で裁判中だ。一・二審では懲役1年・執行猶予2年の判決を受けた。入試不正に関与していないため、崔京姫被告らとは別に裁判を受けてきたが、李仁和被告も最高裁で原審通りの判決が確定すれば、今後4年間は教壇に立てなくなる。

 そうした一方で、この事件の中心人物であるチョン・ユラさんは何の処罰も受けていない。一部では、チョン・ユラさんが検察捜査や法廷で母・崔順実被告の起訴内容を立証する陳述をしたことから刑罰を逃れたという声もささやかれている。法曹関係者の間には「検察に協力したという理由で起訴すらしないのは、処罰の公平性を失っている」との指摘もある。

 大法院で有罪が確定した崔順実被告とチョン・ユラさん母子は、ドイツから帰国して1年6カ月ぶりに面会が許可された。これまではチョン・ユラさんが大学入試不正事件の共犯だという理由で面会が制限されていた。2人は同日午後2時ごろ、ソウル東部拘置所で面会し、約10分間健康状態など近況について話したとのことだ。

シン・スジ記者 , ヤン・スンジュ記者
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