韓国政府、中国人客向け激安観光商品を規制へ

低品質の団体観光商品を扱う業者は排除
専担旅行社資格、一度失ったら2年間は再指定受けられず

 高高度防衛ミサイル(THAAD)を巡る韓中の対立が雪解けの局面に差し掛かり、韓国を訪れる中国人観光客が増える兆しを示している。そうした中で韓国政府が、安価で低品質な団体観光商品の乱立を防止するため、対策の整備に乗り出した。

 文化体育観光部(省に相当。文体部)は15日、「中国人団体観光の高級化を誘導し、質的管理を強化する方向で中国団体観光専担旅行社の指定および管理制度を運営したい」と発表した。中国団体観光専担旅行社は、3人以上の中国人団体観光客を韓国国内に誘致する業者で、韓中の協議に基づき文体部が指定する。現在は155社が指定を受けている。

 韓国政府はまず、中国団体観光旅行社の資格更新周期を従来の2年から1年に短縮し、評価項目の中でも「高付加価値商品の誘致実績」の配点を現行の10点(100点満点)から30点に引き上げる。文体部の関係者は「地方の観光地との連携、1日1回以下のショッピングスケジュール、四つ星クラス以上の宿泊、有資格観光ガイドの雇用など、要件を満たす旅行社に配慮したいという趣旨」と説明した。

 一方、ショッピング中心の安物低品質商品を取り扱う業者は中国団体観光専担旅行社に指定せず、退場させることとした。一度退場させられたら2年間は再指定が受けられない。文体部は、中国人の訪韓観光を活性化するため、中国現地のオンライン・オフライン旅行会社および旅行ポータルサイトなどと協力して新規訪韓コンテンツを集中的にPRし、中国国内の主な拠点地域で韓国観光の総合説明会や消費者イベントも開催する方針だ。

 今年3月に韓国を訪れた観光客は40万3000人で、昨年同月に比べ11.5%増加し、1年ぶりに増加傾向へと転じた。中国の国家旅游局は昨年11月、北京および山東地域で訪韓団体観光商品の販売を許可したのに続き、今月に入ってからは武漢地域でも販売を許可したといわれている。

チェ・ソンジン記者
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