旧駐米大韓帝国公使館に113年ぶり太極旗、歴史博物館として再オープン

 亡国の悲しみを秘めた旧駐米大韓帝国公使館が、今月22日にワシントンDCで歴史博物館として再オープンする。韓国文化財庁は「(外交権を奪われた)1905年の乙巳勒約(いっしろくやく。第2次日韓協約)から113年ぶりに太極旗(韓国の国旗)を掲揚する」とコメントした。

 大韓帝国は1889年、当時の皇室予算の半分を超える2万5000ドルを投じてこの公使館ビルを購入した。ホワイトハウスから1.5キロのところにあり地上3階・地下1階、ビクトリア様式でれんが造りの建物だ。しかし1910年の日韓併合の2カ月前、日本が形式的に5ドルで公使館ビルを強制的に買い入れ、米国人に売り渡してしまった。韓国政府は2012年10月、文化遺産国民信託を通してこのビルを350万ドル(約3億8600万円)で購入し、6年の歳月とおよそ100億ウォン(約10億2200万円)をかけて考証と復元の作業を行った。

 公使館3階の展示室には「朴定陽(パク・チョンヤン)をはじめとする初代駐米公使館員ら」とされる写真が掲げられている。1888年1月に高宗によって初代駐米公使に任命され、米国ワシントンに到着した朴定陽が、職員らと共に撮ったものだ。写真で前列に座る館員は李商在(イ・サンジェ)、李完用(イ・ワンヨン)、朴定陽、李夏栄(イ・ハヨン)、李采淵(イ・チェヨン)などだった。後に李商在は独立運動家になり、李完用は乙巳勒約に賛成した「乙巳五賊」の一人に数えられ、朴定陽は開化派、李夏栄は中心的な親日派、李采淵は大韓帝国の高官と互いに異なる道を歩んだ。国外所在文化財団の呉洙東(オ・スドン)米国所長は「毎週月曜日を除き、年間通して無料で一般に開放する予定」と語った。

ワシントン=趙儀俊(チョ・ウィジュン)特派員
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